「手詰まりだ」
1933年、「ライヒスコンコルダート（政教条約）」締結の直前に中央党は自主解散しました。 同条約にはカトリック教徒の政党参加を禁止するという内容が含まれており、 また条約締結の交渉には中央党の関係者も参加しており、 その影響で中央党内では混乱が生じ、収拾がつかなくなったようです。
関連して、ナチ党。中央党の自主解散はナチ党としても突然で且つ驚きのことではあったようです。しかし、これは単なる私の特に根拠のない思いですが、もし自主解散をしなくとも、いずれナチ党の餌食になっていた気しかしませんのでした。（ちなみに中央党以外の他党は先に権力を手にしたナチ党の弾圧の対象となっており、非合法化されていたり解散に追い込まれてました。全権委任法の可決に関しナチ党に協力した中央党は生きながらえていました。）
